ASH / Meltdown


ASHの中で一番好きな曲は「Burn Baby Burn」です。他にも「Girl From Mars」が一番な気分の時もありますが、何分にも気分屋ですので、素の時に一番好きって事で。PVだと特に感じるんですが、出だしの甲高いリフが溜まりませんね。その音に合わせてニョキニョキと出て来るチアガール達の足も効果としては最高です。
えー、そんな訳でどんな訳か知りませんが、このアルバムには音が高めのキャッチーなリフは余りありません。最後まで通して重い。重くてキャッチー。
今までのに一番近いのは「Orpheus」や「Out Of The Blue」でしょうか。
ボーカルの歌唱力もかなりアップして、極端な話、今までは女の子向けだったのが一気に野郎向けになった気がします。ブリティッシュよりもアメリカンな音。ライナーノーツにも、アメリカでは無名だからそれを狙ったのではと書いてありました。
ライナーノーツと云えば、ヘヴィ・メタル仕様だとか書いてあって、ちゃんと聴いた人が書いてるのか不安になりましたよ。まあホントに聴いてたらその表現は明らかにおかしいんですけどね。
阿呆は無視して。
ボーナストラックの「Tinsel Town」は9分越えの曲なんですが、これが侮るなかれ。長い曲なのにダレさせる事なく聴けるのは素晴らしい。
個人的にアルバムとしてのラスト2曲「Won't Be Saved」から「Vampire Love」への流れがイキそうです。


初回盤だけですが、付属のライヴCDもオマケとしてではなく、単品としても秀作。音質としても演奏としてもグッドです。