2006-11-21 マルドゥック・ヴェロシティ 1 / 冲方丁 book これまで読んできた活字の中で、一番「――」と「/」が使われてた気がする。 表現の放棄にも感じるこの妙な文体のお陰で、慣れるまでが読み難くて。 妙だけど、慣れると流し読みでも充分内容が理解出来る便利な文体。 それが良いのかは分からないが。 前作の過去話な続編。 バロットが一瞬しか出てこないのは残念だが、前作以上にハードボイルドで、その内熱湯と冷水を交互に浴びるシャワーシーンが出てきそう。 そして金色鼠は過去話の所為か益々ヒロイン臭を放つように。かわいいなあ。