岳飛伝 一、青雲篇 / 編訳 田中芳樹

岳飛伝〈1〉青雲篇


演義なので単純で楽しいけど、演義なので大袈裟御都合主義。
講談師の語りっぽい文章なので慣れるまで読み難いが、慣れた頃にはどっぷりハマってたり。
岳飛劉備っぽい義や徳の人として表現されているが、あのインチキと違って、ちゃんと実力があって皆に慕われている感じが伝わってくるので、違和感を覚えずしっくり。
仙人が出て来たり、蛇を倒したら槍に変化したり、その辺りのファンタジーがちょっと邪魔かも。