渋谷怪談

渋谷怪談 (竹書房文庫)


DQNな人達がDQNな霊に呪い殺される話。
ベタな人間ドラマの中に無理矢理怪奇現象を混ぜた感じで、読んでて困った。
「サッちゃん」と云う子供の霊が色々しでかすんだが、色んな都市伝説を全部この「サッちゃん」がするため、もうルール無用の何でもあり。あと、矢鱈と相手を何処かに引き摺り込むワンパターンさ。
ストーリー的には映画版「リング」「らせん」のパクリに近いかな。それなのにあとがきで何故か得意気な作者にぐんにょり。
相手の首や腰を思いっきり振り回して、骨折させて殺すサッちゃんは面白かった。