H6 diario de un asesino


ROOM-H6
若い頃恋人を殺した主人公が刑期を終え、なんでもいいから親元から離れたい看護婦と結婚し、叔母から譲り受けた元売春宿で生活。
妻が夜勤なのをいいことに、その辺をふらついてる売春婦に声を掛けて自宅に招き、サディストだからと説明して売春婦の両手足を縛って、そのまま放置してみたり、気が向いたらレイプしてみたり、私は救済者だと述べてうっとりしてみたりしつつ、相手が衰弱したところを見計らって、チェーンソウでバラバラ惨殺。その死体の食べられる部分は工夫を凝らした料理で妻に振舞ってみたり、食べられない部分は適当に捨てに行ったり。
という、実話を元にしたスペイン映画。


「HOSTEL」がイマイチだったので、これぞ拷問映画に違いないと期待したものの、グロにしてもエロにしても話にしても演出にしても全部中途半端で、実話を元にしたんだから娯楽性を求めるなよとお茶を濁された気分。
離婚届を渡しながら「どうして自分も他の人のように殺さなかったのか教えて欲しい」と問う妻に対して、「もう君とは他人だから」と前置きをしつつサインを終えた届を手渡した後、「家族だからさ」と答えながらにやりと笑う主人公だけは素晴らしい。