ARMY OF DARKNESS

死霊のはらわた3 キャプテン・スーパーマーケット〈ディレクターズカット版〉


死霊のはらわた3。


1はコテコテのホラー。結構怖い。
2はコメディの、まあ一応ホラー。結構笑える。
3はSF風味のヒロイックファンタジー
若い男女が森の一軒家で遊んでたら死霊が復活しちゃって、恋人や友人が次々と死んでいって、取り憑かれた恋人が襲ってきたり、なんて王道ホラーから、どうしてアーサー王と共にスケルトン軍団から城を守り抜くなんて展開になるのだろう。
素晴らし過ぎる。


森の死霊を封印する際、巻き込まれて次元の狭間に飛ばされた主人公が着いた先が、中世はアーサー王の時代。
敵と勘違いされて捕虜になって、処刑として井戸の底に落とされて、そこに人食い魔物が居て襲われ、もう駄目だというその時、魔法使いみたいなじーさんに「これを使いなされ!」と、捕まるときに落としたチェーンソウを投げ込まれ、トゥッ!とジャンプしながら右手にドッキングさせるシーンが格好良過ぎる。
まさにヒーロー。まさに勇者の剣。
更にその後もショットガンをぶっ放したり、過去の時代には無い最強装備をしている所為か、2までとは大違いのすっげー嫌な性格の傲慢主人公になってたりして、益々格好良いのだ。


3部作ってことで、締めのエンディングはどうなるのかと楽しみにしていたのに、これまでの全てを台無しにするかのような酷いオチ。
特典に劇場公開時の別エンドが入っており、そっちは締めに相応しい素敵エンド。
このビデオ版オリジナル(?)のエンディング要らないよ。


そういえば、オーケンの傑作ゾンビ小説「ステーシー」に出てくる、ゾンビ化した少女を再殺する武器の名前が「ライダーマンの右手」で、映画版では著作権の関係か、このシリーズの主人公俳優である「ブルースキャンベルの右手」に変更されてるんだっけか。