HOSTEL

ホステル コレクターズ・エディション 無修正版


煽り文句や予告を見て、拷問映画だと認識し期待していたのだが、蓋を開けてみたらばよくあるB級ホラーコメディだったという。
娯楽性だけでいえば結構面白かったんだが、ちょっと騙された気分。
まあ例え拷問がメインだったとしても、どの道このストーリーじゃ拷問されるのは男ばかりでウンザリだったんだろうけれども。
っていうと変態扱い?


女を抱くのを目的にヨーロッパ中を旅するバックパッカーな主人公達が、美人局的に謎の人物に捕まり、謎の地下室で拷問されるお話。
それだけなら拷問映画なんだけど、娯楽作品だけに後半は違う作品かの如くの展開。


先に観たSAW3は、そんな必要もない作品なのに無駄にグロ描写がキツくてぐったりしたが、これはグロ描写をキツくすべきなのに笑えるショボさになってたのが不満。バーナーで焼かれた痕とか。
更に、快楽のための拷問なのに、そんなことしたらとっととショック死しちゃって長く楽しめないってば、ってことばかりしてたのも不満。この辺はなんだかジョジョっぽく、そのダメージは致命的だろって怪我でも、痛くもなさそうに平然としてたり。指が根本から数本欠損しても、止血すら要らないという。
うん、だからそういうのがメインの作品じゃなかったんだけれども。


旅行者であり外人であるという疎外感、見知らぬ土地の中で何を考えてるのか分からない現地の人々、美女に騙されたあと、冷静な頭で明るい内によく見ると不細工気味だったというやられちゃった具合、なんかは凄くホラーな感じが出てて素敵。