魔界都市ブルース 幻舞の章 / 菊地秀行

魔界都市ブルース 幻舞の章


ジャケットまでデスなんとかっぽくせんでも。
あとがき読むと、ひどゆき先生も単行本の挿絵は違う人と思ってたっぽいんだけど、どうなんだろう。単行本も同じなのに、わざわざ「連載時のイラストを担当して下さった〜」って書くのかな。


西新宿のせんべい屋さんの短編集版も10冊目。
ひどゆき先生は長編になると伏線を回収しないどころか伏線があったこと自体忘れてしまうことが多いし、最強の主人公を上回る敵を出さなきゃいけないから無茶苦茶になりやすい。
その点、短編物になると、のんびり人探したり妖糸振り回したり渋茶啜ったり私に会ってしまったりしつつ、時折人情にも手を出したりしてる切ない物語群なので、ホッとしてしまう。
例え短編であっても容赦無くヒロインを殺す辺りにも、ホッとしてしまう。


ところで外谷さんは「魔界都市ガイド鬼録」で本当に死んでしまったのに、どうしてそれ以降も普通に出てきてるんだろう。いや居なきゃ困るんだけれども。ぶう。
まあ、いつの間にかヤムチャ役になっちゃった隻眼ドレッドヘアの刑事なんか、最初はサイボーグだった筈なのに、今じゃ生身な設定忘れだけれども。ぶう。