DEAD MEAT


ミート・オブ・ザ・デッド。
アイルランド産のゾンビ映画なので、逃げ込む場所が石の古城だったりして新鮮。
でもアルバトロスコアだ。
いやアルバトロスコアの割に。
アルバトロスコアの癖に。
謎のウィルスが蔓延して、ゾンビがいっぱい増えて、まだ人間の人達がそれから逃げ、何人かリタイアしてゾンビ化して、最後は軍隊的な武力に助けられ、という基本に忠実な展開だが、オチが殺伐な絶望さで面白い。


照明を一切使ってないっぽくて、後半の夜のシーンは真っ暗でなにがなんだか。特殊メイクも微妙な代物で、ゾンビらしいゾンビも少なく、大半が「小汚い変な人達」だから暗くして誤魔化してるのかと思ったが、前半の昼のシーンでも、雲が太陽を隠して暗くなったりしてたよなあと思い出す。
他にも、急にドキュメンタリー風のカメラワークになったり、助けた少女が太ってて根性腐ってたり、ある意味リアルなのかも。対ゾンビ用の武器はシャベルだけだ。
ゾンビ的に面白かったのは杖ついたゾンビ。痙攣はゾンビの証か老化か。あと車椅子ゾンビ。坂を転がる途中でコケて吹っ飛んでた。恐るべし。
ゾンビルール的には、この世界ではゾンビに催涙スプレーが有効。それと腕を噛まれても切断すればセーフ。シャベルで。でも痛い思いをしたところでその後すぐに全身噛まれてアウトな意味の無さ。


エンドロールで、一体いつのロックだという曲調の歌が流れ、なんだこれはと呆れてたら、サビでデッドミート!ホホッホー!とか歌われて紅茶噴いた。
ずるい。