スワンパン / 一條裕子

スワンパン


一條裕子作品は、「わさび」の頃からどっぷり浸かっていたけど、ここ数年疎遠。多分、この人の本は必ず大型本でお値段高めだから、お金無い時に見逃してそのまま...ってのがきっかけだったと思う。
先日本屋をうろついていたところこの本を見付け、そんなことを思っていたら、迷わず手に取りなさいと大きな団子鼻の神様が脳内から下知しやがったので従ってみた。


改めて、他の人には描けない面白さがあるなあと実感。
ソロバンに隠されたポテンシャルを求めて、ヒーローに憧れる小学生がソロバン塾に通う。
初めは計算する為のものだが、習い続けることによって、きっと格闘技である「本物のソロバン術」を教えて貰えるはずだ、と。
老人×主婦、老人×賢しい子供など、この人ならではの日常的でありながらシュールで楽しい掛け合いは健在。


失われた時間を取り戻そうと、手に入れてなかった単行本を揃えようと調べるも、意外とその間出てなかったりもう絶版状態になってたり、あれ?