ベルセルク 千年帝国の鷹篇 聖魔戦記の章

クリア。


サブタイトルとジャケットからして確かにそうなんだけど、単行本でいうと22巻から27巻までの話。あくまでガッツが中心なので、新生鷹の団の話は一切無し。殆ど心理描写も無いので、例えばファルネーちゃんは何しに居るのか不明なままだったり。ファン以外は理解不能だと思う。
作者書き下ろしのサイドストーリーってのは、その合間にちょろっとだけ、流れを断ち切る感じに使徒を一匹倒すだけ。がっかりだ。
しかし蝕をCGムービーで再現してたり、狂戦士の鎧を着たガッツを操作して大暴れ出来たり、その辺りは素敵だった。


ゲームとしては、その場に踏みとどまりドラゴンころしを振り回してる分には、周りが肉片だらけになったりして爽快で楽しい。
でも基本が、ストレスの溜まる移動速度の中、単調で面白みのない、カメラワークが酷くて見難い、矢鱈ロードの入る、無駄に広いマップを移動させられる状態。結構な苦痛。


クリア後、特定条件で敵を全滅させるミニゲームがプレイ可能に。
1ステージクリア毎に色んな武器が入手出来るんだけど、どれもドラゴンころし以下の能力という。そりゃそうか。キャスカやゾッドの剣も手に入るが、唯一の楽しさである爽快感を封じる代物としか思えない。
本編のステージを完全に制覇する事で妖刀ざっくり丸も手に入るみたいだけど、もういいや。栗だし。