Rule of Rose

クリア。
タイムは12時間ほど。リザルトすら出ないとは。
マップが分かり難くてウロウロしたのと、回復アイテムが足りなくてウロウロしたのが消費時間の大半。


物語としては最後までダレる事なく、続きが気になるから止め時が難しくなる感じ。
強いて云えば、これだけ濃ゆいキャラ作りをしておいて、さらっとまとめてしまうところが惜しいかなあと。真相も有耶無耶にしかバラさないから、どこまでが現実でどこまでが夢だったのかさっぱり分からない。
が、こんな題材は今までに無かったと思うし、それがまた新鮮で楽しかった。
音楽が素晴らしいのも、物語が良く感じる理由の一つだと思う。


システムは、何度も触れたが酷い代物。
当たり判定が不明で不条理な戦闘はクソゲーレベル。そして頻繁な長めロード。この二つのマイナスが大き過ぎる。
細かいところまで云うと、ゲーム起動からタイトル画面に行くまでのクレジットが長くて飛ばせない不愉快さ、ゲームデータがあってもニューゲームにカーソルがある不親切さ、データセーブ時に最新データにカーソルを合わせてくれない、下手するとミスって上書きするかもしれない危険性など、お前は一体いつの時代のゲームだという不満が積もる。
ラスボスより遥かに強い中ボスってどうよ? 逆さ吊りになった女が奇声を発しながら毒ゲロを撒き散らして天井から落ちてくるって攻撃は凄いものがあると思ったけど。


例え話が良くてもシステムが糞なら、ゲームとしての評価は低くなる。
いっそ実写の映画にでもすれば、良質のサイコミステリーホラーになったかも。


クリア特典として、この類では毎度のコスチュームチェンジが。
看護婦やゴスロリ、リアルな造形の蛸もあるが、冴えない。ストーリーに分岐も無いし、2周目やる気が起きない。