IN THE MOUTH OF MADNESS

マウス・オブ・マッドネス<dts版> [DVD]


ジョン・カーペンター監督作品。
この人の作品といえば、人間に変装して紛れ込んだ宇宙人を見破るサングラスと低予算故の時間稼ぎを巡って、男2人が延々殴り合う映画しか観た事無かった訳ですが、まあ、この眼鏡かけてみてよと云われたぐらいで殴り合いに展開するその素晴らしさは置いといて、これはそれなりに、普通の面白さだった。
ただ、日常としての「こちら側」と異世界としての「向こう側」との接点を期待して観てたので、その辺りの表現が微妙でがっかり。


話としてはデビルマン
デーモン一族に取り憑かれたホラー小説家の書く作品を読むと取り憑かれて、人間同士殺し合いを始める。とある事がきっかけで、空想と現実の狭間に巻き込まれた主人公は、実はホラー小説家の作中の人物で、作者の手の平で踊らされていただけだった、と。
改めて考えると、素材は良いのに生かしきれてなかったかも。


村にそびえる教会や、松明や斧を持って触手出したり奇声を上げたりしながら、のたりと襲い掛かる村人など、バイオ4はこれをパクってたのかと知る。