機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者

オールナイトで観てきました。


Z観てた人しか楽しめないんじゃないか。
カミーユに自分を投影していた人が年を取り、子供の視点から大人の視点に変わったと云う事か、シャアが主役。
そんな意味でもZ世代専用映画。


14話分を100分で纏めた為、物凄い勢いで話が進み、結果、物語内の時間経過が加速度的に。TV版を観た人には総括的な展開だが、初めて観る人は付いていけないと思う。
と思えば、時の流れが止まったかの様にのんびりしたシーンもあったりして、これが目まぐるしいと云う奴か!とかなんとか。大抵は新規のシーン。


話題の、昔の絵と新しい絵の融合。
成功してるとは云えないね。
メカ部分は昔の絵を弄って細部も分かる状態にしてあるが、人物は昔のまま。それで今風の絵と合わせようとする方が無理なのかも。そもそも動きの滑らかさが全然違うからなあ。
1シーン毎にそのままと新作を分けてるだけなら良いんだが、1カット内でも新旧入り混じり、一瞬の事だから分かり難いとは云え、やっぱり違和感。
慣れると笑えるけどね。
何で全部新作じゃなかったんだろう。それぐらい新作部分のクオリティは良い。


ジャブロー降下作戦とギャプラン戦とアッシマー戦。
この3つが燃え。燃え!燃え!!
魂が叫ぶ。
総集編ならではのスピーディーさが効果的。


不満点は幾つかあるが、それでも充分楽しめる作品だったので、残り二部も続けて観ると思います。
何かを見て心躍るのも久し振りだったし。
ああ、続きが待ち遠しい。


以下変更点ネタバレなので表に出さず。




母親を殺されたカミーユティターンズに捕まり、父親とエマと一緒に脱出、ってのがカット。
G3ガスの話は、アーガマ内でエマに映像を見せるだけ。カミーユは知らない事になるが、さて。
お陰でライラがジャブロー降下寸前まで生存。ジェリドとの絡みはあんまり無し。ってか馬鹿にされたままで気の毒なジェリド。
でもカクリコンは普通にアメリアー。
新規絵ばかりだったロザミアえろす。声は榊さん。
声と云えば、アムロ、シャア、カイと昔どおりの声なのに、何故かハヤトだけ変な声。他にもファやライラやガディが別人。ガディに関しては、使いまわしの戸谷がなくなったってだけだが。シロッコは同じだが、声質が変わってるから間抜けっぽさが消えた。
あとこれ重要。残念ながらカツは出てきます。当然邪魔です。