キャッスルヴァニア

キャッスルヴァニア


悪魔城ドラキュラシリーズの最初の話。
吸血鬼に恋人を攫われた。助けに行く主人公。無事救出。ところが恋人はすでに吸血鬼の口付けを受けていた。救う方法はただひとつ、吸血鬼を倒す事。しかし今の武器では吸血鬼にダメージを与える事が出来ない。ダメージを与える事の出来る武器を手に入れるには恋人を殺す事。殺す主人公。
???
何かおかしくない?
納得行かないまま進み、ラスボス戦。中ボス並の弱さだと思ったら、倒した後に影のボス登場。中ボスで、人間風情が!と云って襲ってきた吸血鬼。のはずなのに、何故かここで人間から吸血鬼に進化するイベント。主人公に「人を捨てたな!」とか云われてるよ。
???
え?元から吸血鬼だったじゃん。しかも「お前なら分かってくれると思ったのに」とか馴れ馴れしいよ。途中でちょろっと出て来ただけの伏線無しの中ボスの癖に。
で、結局そいつとは戦わず、真のラスボスは別の人。曖昧なまま有耶無耶なままエンディング。ベルモンド一族はこれ以降ヴァンパイアハンターに。逃げた中ボスはその後ドラキュラに。
何だよ、この物語破綻ゲーム。
救いはデスが登場した事と、声も前と一緒だった事だけか。


中古1480円でも高かった。これは380円が妥当だね。
GBA版が、PS版の超名作「月下の夜想曲」のシステムを引き継いで名作のままなのに対して、3Dポリゴンの三國無双タイプに進化したこっちは超糞ゲーに。
音楽以外いいとこ一つも無し。
ポリゴンで小島文美のイラストを表現出来る筈もなく、妖艶なイラストもただのブサイクに。微妙な当たり判定。特に鞭アクション。単調な攻撃しかしてこない敵。少ない装備、アイテム。無意味に移動のみさせられる広いマップ。何の捻りも無い謎解き。先に述べた薄っぺらで短いストーリー。6時間でクリアとは。当然、毎度お馴染みの裏マップ無し。
笑って済ませられない糞ゲーここに参上!


もう一体何度目のプレイになるか分からない「月下の夜想曲」でも楽しむとします。
これは無かった事に。