ASSASSIN'S CREED

アサシン クリード【CEROレーティング「Z」】


どんなゲームであれ、まともなメーカーなら前作の不満点を続編で改善してるわけで、改善されたほうを先に遊んでると、あれが出来ないこれが出来ないなんでそうなるとかなるわけで。
まあでもそれはそれとして、1も充分面白い。
2は1のエンディング直後から始まるということを知った。そりゃ2から始めたらいまいち分からんわけだ。


課せられた条件下で目標を暗殺するという主目的は2と同じながら、こっちは暗殺前の下準備が必須。ターゲットが何処にいるか盗聴したり、兵の配置を記した紙をスリで盗んだり、支持者をボコって悪巧みを聞き出したり。
で、暗殺教団支部にこんな感じでしたとお伺いを立てて、殺して良いよと許可を得て、やっと本番。
これを延々1人ずつ繰り返して話が進む。
しんどいよ。
ただ、ターゲット抹殺後、番兵を撒きながら支部に戻るのだが、2ではたまにしかなかったし、ちょっと距離空けるだけで簡単に振り切れたので面白味に欠けたのだけど、こっちは全力で何処までも追っかけてくれて、しかも番兵の位置が簡易マップに表示されないので俄然燃えて楽しかった。


ターゲット尾行時など、2では吟遊詩人が目の前で朗らかに歌い出して道を塞ぐ、という楽しいことをしてくれたが、体当たりすれば楽器を落として逃げ出したし、金をばら撒けばこれまた楽器を捨ててまで拾い出すのでそんなに苦ではなかった。
1のお邪魔キャラは乞食を気違い。
高圧的な態度で金をせびってくる挙句、鬱陶しいからと屋根に登って移動しようとすると、登ってる最中に石を投げて地面に落としてくれて、ダメージを受けた仕返しに殴ってあげると(斬り殺すと騒ぎになって番兵が来るので)「あたしがなにをしたっていうんだい!」とか云いながら逃げてく乞食は可愛いものだが、気違いは別。強敵。
普段から気持ちの悪い笑い方したり気持ちの悪いゲップしたり口でオナラの真似したりと、不快の塊なのに、横を通るだけでどんと押してくる。これが曲者。
ゆっくりとターゲットに接近中→いつの間にかいた気違いに押される→番兵にぶつかる→瞬間、「アサシンだー!」→乱戦開始。
ターゲット殺害後の逃走時も押される→転ぶ→アサシンだー!
2と違い泳げないのに、桟橋から船へ飛び移りながらターゲットに近付くステージでは、不自然なまでに妨害キャラとして配置されてるため、ジャンプしようとした瞬間押されてそのまま海に落下。流石に笑うしかなかったのだ。