独眼竜政宗 総集編

独眼竜政宗 (3巻セット)


子供の頃観てて、なんだかもう一度観たくなったので借りてきた。
20年も前の作品なので、記憶に残ってるのは政宗役が渡辺謙だったことと、おかんが岩下志麻で、怖い母親というイメージが残ってたくらい。
でもフルで観る気力が無かったので、全5話の総集編。アニメの総集編は訳分からんので嫌いだけど、歴史物なら大丈夫だろうと。
思ってたんだけど、後半が一気にカットされてたっぽく、知識として全然知らないからこそ観たかった、太平の世になってからの政宗が殆ど描かれてなく、ちょっと拍子抜け。かといってまた完全版で観直すのもナー。
結局、秀吉に会いに小田原城に行くところが政宗の始まりで且つ終わり、というイメージは変わらず。


微かに残る「岩下志麻怖えー」という記憶と、戦国武将的な知識から、母親は政宗のことを子供の頃から疎んでいて何度も毒殺しようとした、というイメージだったが、このドラマでは違い、ちゃんとした母子の愛情はあるものの、すれ違いによって出来た溝、みたくなっていた。NHKだからだろうか。でも毒殺しようとしたことは史実として残ってるわけで、ドラマでもそのシーンがあるわけで、どうしても無理のある展開なわけで、母親がただの人格破綻者にも見えたり。その場その場で性格の変わる、適当な設定のキャラとも。

秀吉役が、どう考えても信玄か家康だろうという見た目で、登場当初は凄い違和感だったのだが、演技が始まった途端秀吉にしか見えなくなってきて、役者の力に感動する。
勝新すげーぜ。


次は草刈正雄が幸村な真田太平記を観直したい、と思ったんだけど、これって大河ドラマじゃなかったんだねえ。記憶ってホントいい加減だねえ。
近所のレンタル屋には置いてないから観れないんだけども。