THE CELL

ザ・セル


脳の病気で昏睡状態になった殺人鬼から、何処かに監禁されタイマーによって溺死の危険に晒されている最後の被害者の居場所を聞き出すため、心理学者が殺人鬼の心にサイコダイビングする、夢枕獏魔獣狩りなお話。毒島獣太は出てこないけど。


元々、幻想的な映像として表現された精神世界を見たかったので、話の方は二の次だったんだが、ホント話は、主役の微妙な演技を含めてどうでもいい感じ。場面の切り替わりが早くて苛々。幻想世界を堪能してるときに切り替わられると、いいとこでCMに入ったみたく殺意が。
目的だった精神世界の表現は、派手派手なシュヴァンクマイエルというか、カラフルなサイレントヒルというか、ごり押しな感があって物足りなくはあるものの、充分素敵で満足。意味を持たせよう、としてる部分はどうしても冴えなくなる模様。


最近ホラーばかりを観てて、怖さとは全然違う、音で吃驚させるだけのシーンに疲れて、んじゃあと別ジャンルに手を出してみたんだけど、こっちの方が吃驚シーンが多くて疲れたという。