D―狂戦士イリヤ / 菊地秀行

吸血鬼ハンター 18  D-狂戦士イリヤ


吸血鬼ハンターシリーズに限らず、ひどゆき先生お得意のパターンで、またかと思いながらも安心の一冊。タイトルだけでオチが分かってしまうのだ。
ここのところ難解な文章が続いていたこのシリーズだが、今回は妙にスムーズに、さくさくと読めて、初期の頃を思い出させてくれた。
でも最近、せんべい屋の方の「私に会ってしまったな」に匹敵する名台詞、「まさかお前は・・・いや、貴方様は・・・!」が無くて残念。


挿絵は昔からFFとかで一躍有名になった人。
ここ10年ぐらいで手抜きの仕方ばかりを覚えたような絵柄になって嫌だったんだが、今度はデッサンというか、体のバランスがおかしい絵ばかりになってきてて、もうどうしたらいいんだか。
昔は大好きだっただけに悲しい。