実録外伝 ゾンビ極道

実録外伝 ゾンビ極道


以前から気にはなっていたものの、ヤクザ物に微塵も興味は無く、それ以外もどうせしょーもないものに違いないとスルーしてたが、「発狂する唇」の監督作品だと知り、それは良い意味でのしょーもないだと期待し、観ることにしたのだ。


鉄砲玉に行って来いと云われても「あ、お腹痛い」で逃げようとするヘタレヤクザが、結局聾唖者の恋人を人質に取られ、渋々殺しに。何とか成功するが、組に裏切られ自分も殺される。
その後、誰にも愛されなかったヤクザの墓が集まる場所に埋められるが、伝説のヤクザの怨霊に取り付かれ、ゾンビとして復活したのだった。
よたよたとゾンビ歩きで自分の組に戻るゾンビ極道。死んだ筈の人間が目の前に現れて驚く黒幕。
「お前雰囲気変わったなあ。なんというか白い。臭っ!」


「発狂する唇」や「血を吸う宇宙」を期待してたので、結構きちんとしたストーリーだったのが拍子抜けだが、長編コントを見てるかのようなぬるーいギャグが続いて満足。
ゾンビ物としては、自分の意思をしっかり持ってるし喋るし歌うし噛まないし二丁拳銃だし、見た目の面白さ、シュールさだけだったかも。