ひぐらしのなく頃に解

皆殺し編クリア。
画面を揺らすエフェクトを多用するの止めてくれよう。読む意思が奪われてしまう。
以下真相ありのネタバレ重度注意。




オヤシロさまは本当に居ました。普通の人には姿も見えず声も聞えないけど、角の生えた、甘いものが大好きなかわいい女の子(多分)ですぁぅぁぅ。
凶行に走る人物は度々変わるけど、皆気の狂ったような惨劇を起こすのは、この村特有の奇病が原因でした。
核になる事件の犯人は裏から日本を牛耳る謎の組織でした。実行犯は組織に所属する特殊部隊でした。


一体何人中の正解率1%なんだか知らないけど、これらを当てる事が出来るってのは、推理力がどうこうよりも妄想力と運だな。
超常な話もあるかも、と云うのは初めから謳ってたからいいとして、奇病だの裏組織だのってのは推理物としては反則だもんなぁ。
心の底からさっぱり分からなかった「子供が飛び跳ねるようなドタバタという音」が、悪口を云われたオヤシロさまが目の前で地団駄を踏んでいて、たまたまピントが合ってその足音を認識出来たなんて、そんな。
途中で推理を放棄した身としては、放棄したんだから面白ければどんな展開だろうと気にならず、今までの物語の積み重ねがあったからこその実に面白い展開だったと思うけど、やっぱり「推理しましょう」みたいな事は云わなかった方が良い気も。


サブタイトルから、凄い落とし方するんだろうなあと思ってたら、見事に。
前半のもう駄目だという展開からも不敵に這い上がる、希望に満ちた痛快な展開から、高揚感溢れるまま終盤に。そして突然の全員射殺。いやはや。超常とは別に、射殺の瞬間前に時が止まり、敵味方混じって会話がなされるのはどうかと思ったが。
選択肢に拠る失敗を次のプレイで活かすよりも今を足掻くってのに、それで選択肢がないのかと納得。いや厳密にはシリーズ2度目の選択肢が出てくるか。


次回作で完結。
仲間全員が運命に打ち勝つ事を信じれば奇跡が起きて悪を滅ぼすと、希望ではなく事実として云ってたから、ハッピーエンドで締めるんだったら、戦隊モノになるのだろう。うむ。