ソドムの市

いやあ、笑った笑った。
新作落ちの邦画ホラーのコーナーで、なんとなく良い匂いがしたので、なんとなく借りてみたんだけど、これ「発狂する唇」の第3弾じゃないか。
いや知らんけど。でもあのお母さんが出てきてたし、ヒロインは無意味に微妙な歌声を響かせてたし、最後は突然のカンフーならぬチャンバラで血が飛び散ってたし。
観始めた瞬間は「あ、またハズレ引いた」と思ったが、缶蹴りの缶を蹴ったら刺さって友達が死んで、その葬式で友達の親に睨まれて、それを例えて「いーぶるあーい」と呟いた辺りから超素敵に。

本物の「ソドムの市」は観た事無いけど、間違いなく何の関係も無いと思う。
缶蹴りの缶を刺して友達を殺しちゃったソドム市郎が悪の組織を作って世界を滅ぼそうとして、それを死んだ友達の妹が復讐心で阻止する話。
あえてツッコミどころ満載に、あえて一層安っぽく作られている為、これがツボにハマるとたまらん。
息子に醤油をかけられてめくらになった尼さんとか、雑魚寝する悪の組織（カツ丼で手下化）とか、毎回毎回客ごと惨殺される定食屋さんとか、合成にも程がある海外シーンとか。
クオリティ高過ぎ。