機動戦士ZガンダムⅡ 恋人たち

某批評サイトでの点数が低かったけど、そこまででもないなあ。
ガノタ的には。
開幕と同時の吹っ飛ばしっぷりは訳分からんかったけど、中盤辺りからもったりしてた。
しかしサブタイトルの「恋人たち」が総集編マジックでただのキス魔になってたのは凄い。
こりゃないわ、と思ったのが、勘違いさせるようなカット。
例えば、ブレックス暗殺。ホテルの廊下で銃声を聞き付けたシャアが銃を構えながらブレックスの寝室を窺うシーン。銃声のシーンがカットされてるから、シャアがブレックスを殺しに来たら先越されてた! にしか見えない。とほほ。


アッシマーがぁ!からハマーン登場まで。
Ⅰ同様、旧絵と新絵のギャップは違和感出まくり。これは最後までこのままだろう。
殆どの人物の、TV版での無駄なDQNっぷりが修正され、カミーユベルトーチカの噛み付き合いも2人共大人な対応で好感。しかしカツはそのままの痛さなので、余計に目立って益々痛々しい。
なんか揉めてたフォウの声優問題は正直どうでもいいんだけど、新しい声はオバン声。ちょっと気味悪かった。それよりサラの新声優に不満をぶつけるべきかと。
ベン・ウッダーの慕われっぷり、ジャミトフの良心、会議を無視して妻子からのビデオレターに浸るブライトなど、完全新作部分は味わい深い。
Ⅲのサブタイトルは「星の鼓動は愛」だと。語呂と頭が悪い。


例えばブランの「アッシマーがぁ!」
例えばカクリコンの「アメリアー!」
など、戦闘中の名台詞の多いZだが、劇場版にて我らがヤザン隊長が新たな名台詞を。




「手篭めにしてやる!」




これだけで観に行った甲斐があるってもんだ。