夜怪公子 / 菊地秀行

夜怪公子―ドクター・メフィスト (ノン・ノベル)


5年振りのドクターメフィストで更に吸血鬼物だってのに、結構迷走してたなあ。
最初からどんどん方向転換して、いつの間にか話が終わった感じ。
このキャラ味わい深いなあと思っても、存在はすれどもそのままフェードアウト。
メフィストにしても秋せつらにしても、最強過ぎて話がすぐ終わるから主役不在で展開するのは諦めに近いな。作中で何度も殺されるも、「はいその魔界医師はダミーでした。ハズレ!」なのは昔からだから愛らしいが。
秋ふゆはるや夜香は踏ん張ってたが、屍刑四郎がいつも以上にヤムチャだったのが切ない。他の作品じゃ主役なのにねえ。


とりあえず、途中から主役に代わる吸血鬼が、倒した敵に祈りを捧げる為に胸で十字を切って、そのままぶっ倒れる自爆シーンがあるからOKだ。