怪談新耳袋 劇場版

怪談新耳袋 劇場版 [DVD]


全8話のショートムービー集。
総合的にみると、ジャパニーズホラーで一番の出来かもしれん。
ホラー慣れしてるつもりだが、「あーそれは嫌だなあ」と云う怖いシーンもあるし、怖くなくても面白かったり、ユーモアあったり。最後の話は頭からケツまで、糞が付く程面白くないが。
ただ、劇場版ではあるが劇場で観る意味は無い。テレビ版にあった話がそのまま収録されていたり。セコイよな。
怖がりたいだけの人には合わないかもしれないが、兎に角心霊現象そのものが好きなのだ、と云う人に合う気がする。


凄い勢いで幽霊が登場しても"気のせいですってば"で済ます「夜警の報告書」
最後のシーンで笑い死ぬ「姿見」
主演の女の子が妙に可愛く、看護婦さんの霊の声も妙に可愛い「視線」
結構新鮮なタイプの話で、オチがおぞましくも笑える「約束」(あの大女は伊藤潤二の漫画に出てくるモデルの大女だと思う)
この辺りが好き。
...笑い目的か。
あ、佐藤康恵も出てるね。



戯言。
DVD特典に原作者の人の怪談語りが入ってまして、その中に原作にもあった幽霊マンションの話が入っているのですが、この話、話として本物なのかは知りませんが言霊的には本物で、原作読んだり、その話を他人に話したりすると、本当に嫌な目に遭う優れもの。
まあ、肩が重くなったり気分が悪くなったり、運が悪くなったりする程度ですが。
どうも話の中に出てくる霊の名前が霊障ポイントっぽい。今回も話聞いてたら気分が悪くなったので視聴停止。


と、こういったモノを頭から否定するでなく、何かそれっぽい事が起きたらそれっぽく楽しむ。
これが正しい心霊現象との付き合い方ではないでしょうか。
いや正しくないかもしれんけどさ。


あ、公式サイトの歌を最後まで聴いてると面白いですよ。
http://www.actcine.com/sinmimi/index.html(音量注意)