発狂する唇

発狂する唇 [DVD]


うひゃひゃひゃひゃはひゃっははははは!
...駄目だ。
ツボ過ぎる。
もうね、ストライクど真ん中。


山本直樹の「ありがとう」とか「えの素」とかカンフーとかどんとこい上田とか、そんな感じで。
まさにカルト映画。
ストーリーはこんな感じ。自力で説明する文章力(気力とも云う)がありませんでした。

女子中学生の首が次々に切り落とされるというおぞましい連続殺人事件が発生。しかし容疑者とされた倉橋美智夫は行方をくらましていた。


残された母と二人の妹は、マスコミや近隣の住民、それに刑事からも執拗な嫌がらせを受ける。美智夫の無実を願う妹・里美は街で偶然見つけた“心霊研究所”を訪ね、霊能者・間宮悦子に兄の居場所を探って欲しいと頼む。倉橋家を訪れた悦子は降霊実験を行い、殺された少女たちの霊を呼び寄せる。悦子が命令すると、少女たちの首なしの霊は自分の首を求めてさまよい始める。
美智夫は犯人ではないと断言する悦子だったが、悦子が倉橋家に来てからは周囲の嫌がらせもエスカレートし、母や姉のかおりまでも徐々に変貌していく。そして里美の周りでも次々と不可解なことが起こるようになるのだった――。


*

なるのだった――。の後が素晴らしい訳ですよ。
パッと見、真面目なサスペンス風味のオカルトホラーな話に、毒電波を濃厚に流せばこうなるんではないだろうか。
見所としては、音痴なヒロインが意味無く朗々と歌い出したり、そのヒロインが無理矢理屍姦させられた挙句尻まで犯され、その後、テレビからアナウンサーがショックに打ちひしがれてるヒロインを励まし、素敵なエアロビクスを踊ったり、何の理由付け無く真犯人が(一応自粛)だったり、結構迫真に迫るバトルだったり、唐突なラストが......キリが無い。


まだ今年も始まって1ヶ月ですが、今年はこれ以上の作品を観る事はないと断言出来ましょう。無論、ベクトルが違いますが。