呪怨

呪怨 [DVD]


......。
これを怖がる奴は表に出ろ。
笑ってやる。
期待をここまで裏切られるとは。


あまりに近所迷惑なDQN一家の話。
本当は家がおかしくなってて、その瘴気を浴びて狂ってるんだけど、どうしてもそうは見えない。
「怖い」と思われるシーンが幾つかあるんだけど、ドリフそっくり。前に劇場版の予告を見た時もそう思ったけど、やっぱりそうだった、と。
怖がりたいのに笑えてくる。
恐怖の演出としてまあまあだと思ったのは咽喉を鳴らす音だけかなあ。必要なところで使ってない気がするけど。
演技も土日の昼間にやってる地方局制作のドラマか、またはストーリー物のアダルトビデオのダルそうな台詞か。ああ、ダムド・ファイルにそっくりかな。あれで怖がれるなら十分怖いかも。
ストーリー上のクライマックスのシーンが無いのも残念。ここか! 来るか! と思ってたら、そのままエンドロールになっちゃった。
響子って人はなかなかに綺麗だったなあ。役どころも良かった。


題材としては結構良いと思うんだが、中身が伴わなかった感じ。
これならまだ劇場版の方が怖いのかも。テレビでやらないかな。レンタルするには地雷臭が強すぎる。
「怖い」って噂だけが先行してる作品なので、気になるあの娘と一緒に観て良い所を見せるにはもってこいかもしれませんよ?
大抵は女の人の方がこう云うのに強いので、「何これ?」って鼻で笑われるかもしれませんけど。


ふと思ったんだけど、本当に怖い作品ってのは作る方も怖くてビビッて、作れないんじゃないかと邪推してみたり。
本当の心霊写真はテレビでは放送出来ない、みたいなっ。
あ、でもリングの貞子がテレビから這いずり出てくるのは怖かったなあ。