ロッキン・ホース・バレリーナ / 大槻ケンヂ

ロッキン・ホース・バレリーナ (ダ・ヴィンチブックス)
読了。
最高。
誰かこの小説に何ぞ賞をあげて下さい。そして多くの人の目に留まって、客に媚売る事しか考えてない今の音楽シーンに喝を......っ。


正直、久し振りに色んな人に薦めたくなった。いや、本当に。このボリュームで1300円はお買い得ですよ! とか何とか。
簡単に云えば、青春ロック小説。「青春デンデケデケデケ」の現代版。
ヒロインの七曲町子に惚れた。
んなバカなっ!? って展開も交えつつ、しんみりさせたと思ったら笑いに転換したりと、ツボを押さえてくれる。
ポップスしか聴かない人には理解出来ないのかも、と思うが、いやそんな人でも読んだらパンク、ロックに興味を持つかも、と思ったり。
挿絵の浅田弘幸もグッド。いっそ漫画化してくれ。
ひっさびさの名作でした。