そーそー。
マリみて買った時に、置いてあるコーナーに腐女子の方々が一杯たむろしてたんですよ。腐女子って云ってもあれですよ? 女の子の匂いのしないタイプの。んでみんなでマリみて立ち読みしてんねん。立ち読みって云っても、もう既に後半ページ入ってんねん。
話し掛けて退いて貰う気にもならなかったから、何とか隙間見つけて、チャオ ソレッラ! って感じに本を掴んだ途端、みんなが一斉にぎょろりとこっちを向いて来ました。
何と云うか、
「まあ! このおじさまったら乙女の園に一体何の用かしら」
みたいなっ。
んー? 特に邪魔もしてないし、体にも触れてないですよこのタイプって普通の娘よりそういう間違ったセクハラチックな事に敏感だしとか思ったんですよ。嘘ですそこまで気が回る程頭は冴えてませんでした。
んで、ふと気付く。ああ、こいつらわざと待ち伏せして、マリみて買ってく男にこういう視線を向けるゲームしてんな、と。
ところが、このおじさまはそういう事をされても怯まず、逆にからかい返すのが好きなのですよ。
思いっきり、これでもかってくらいニマーッと笑い返して、腐女子の方々を怯ませながらレジに向かいました。