L.A. NOIRE

LAポリスな刑事になって、現場検証して証拠を見付けたり、その証拠を使って目撃者や容疑者の嘘を見破ったり、逃げる容疑者を走ったりカーチェイスしたりして捕まえたり、銃撃戦になったりする箱庭ゲーム。

正直、事件もドラマみたくそんなに盛り上がるような展開にならないし、捜査に失敗しても一本道なストーリーなので問題無く進行するし、せっかくの箱庭もトロフィー入手の為の隠しアイテム探しぐらいにしか有効利用されてなかったりと不満も多いけれども、戦後まもなくで警察組織自体が腐ってた時代のお話なので、その辺りの、登場人物の殆どが屑という素敵設定のお陰で楽しめた。
真犯人を捕まえるより、前科持ちや共産主義者を犯人に仕立て上げたほうが高評価を貰えるとか。
この辺、意地でも正義を貫いて煙たがれるか、上層部に尻尾を振る悪徳刑事になってでっち上げ逮捕しまくるか、普段の行動でストーリー展開が変わる作りだったらもっと面白かっただろうになあ。

色々突っ込みどころも多かったストーリーだけど一番訳が分からなかったのが、回想シーンにて、日本兵を捕虜にした主人公のシーン。
たどたどしい日本語で、
「アナタノ所属ハドコデスカー？」
「第XX部隊所属･･･」
突然捕虜を殴る主人公。
「口ノ聞キ方ニハ気ヲツケナサーイ！」
なんで！？ ちゃんと答えてたじゃん。