WELCOME TO THE JUNGLE

実録リアル食人族。
という邦題を見掛けたときは、これを観なくては法律で罰せられるかもと思ったので観た。のだけれど、想像通り期待通り、がっかり映画。

金持ちがニューギニアで行方不明になって何十年、今更報奨金目当てでDQNカップル2組が探しに行って食人族に殺されるお話。
終盤に入るまでは、困った人達が困ったことしたり罵りあったりするだけ。イベントといえば、精々転んだり寝坊したりするぐらい。
最後にやっと人食い人種登場なのだが、散々どうでもいい話を見せられてうんざりしてるところなので最早盛り上がることもなく、そこに宗教儀式的なものも食欲的なものもギャグ的なものも無く、ただ怖がらせる為に猟奇殺人してるだけみたいな展開で、飽きれ返ってたらエンドロール。

純粋に映画として楽しめる人食い人種ものは「食人族」だけだけれども、コメディすらないグダグダっぷりはしんどい。
ちゅか最近のデジタルな映像での土人ネタは、もう無理がある気がする。
似たような嗜好的に、HOSTELなんかの拷問殺人クラブネタにシフトしてるんじゃないかなあ。